どうも、T-KIDS梅田スクール長の織田です!
今日は最近皆様もよく耳にするのではないかという「探究」「リベラルアーツ」とは?について、簡単に説明します!^^
高校の授業でも探究的な時間が導入されるということで、何回かの記事で、
探究とは?探究的授業の方法、などをお届けします!^^
探究とは?リベラルアーツとは?一言で言うと?
探究やリベラルアーツを一言で言うと
●●●「で」学ぶ
だと思っています。
本当はもっと色んな要素があり、一言で言うには深すぎるジャンルなのですが、今回はこの切り口で話をします。
探究的学び の例
例えばアート探究という授業があります。
この授業は
アート”を”学んでいるのではなく、
アート”で”いろんなことを学んでいます。
自分の好きなこと「で」学ぶのが探究です。
ジャンルを超えた学びを、当事者意識をもってすることができます。
趣味を持ってる人はそこから無限に学べます!
梅田の日曜月一回目アート探究はこちら!
アート探究クラス - T-KIDS株式会社 | T-KIDSシェアスクール 梅田 KANDAI Me RISE 校
江坂の平日アート探究はこちら!
【江坂】アートを学ぼう - T-KIDS株式会社 | T-KIDSシェアスクール 梅田 KANDAI Me RISE 校
絵"で"学ぶ、探究の例
例えば、絵を描くうえで「当たり前」のように使える「色」
この「色」に関しても
そもそも黄色とは?青とは?どうやって見える?
光の勉強に繋がり、光から太陽の光(天文学)、人の目(人体)などを学べます。
虫は違う色で見えてる!?などから生物学にも入っていきます。
そして黄色ってどうやって作る?青ってどうやって作る?赤は?
などから
赤はコチニールという虫を潰して昔は作っていて、
青は高価な宝石や化学反応。
(ある一種の青の原料、ラピズラズリ)
その高価な宝石はどこから取れる?から地層を学んだり
その宝石を誰が使っていたか、から歴史が見えたり、
なぜ虫を赤に使った?誰がそれを見つけた?などなど。
探究的学びの入り口:そもそもを考える、当たり前を疑う
つまり、絵でいう根本的な「当たり前を疑う」事による
色とは?を考えたら、
・色の原料を学ぶ中で理科の勉強ができるし、
・光の勉強もできる。
・その色の原料がとれる土地を探すとなると地質学。
・その色が使われる理由を調べたら歴史を調べるし、そうなれば人、政治、宗教も勉強できる。
「好き」「興味」から入る学びに、適切な問いや思考がつけば、
人はジャンルを超えて、濃く深く、実践的に学ぶことができます。
そして「当たり前を疑う」というのがそもそも
「正解」のない現代社会を生き抜く上で重要なマインドとなります。
探究的学びの入り口:当事者意識を持ち、問いをうむ
歴史などは特に、「もし当時の人だったら」と考えると面白くなります。
色に関しても、「もし自分で作るなら」と考えると、問いが湧いてきます。
アート鑑賞も「もし自分がこれを描くとしたら」と考えると、問いが膨らみます。
そういった「もし自分なら」という当事者意識こそが問いを生むと思います。
こうして考えることで
- 学ぶが自分ごとになる
- 大人になっても責任なすりつけマンにならない
- ジャンルを超えて学べる
というメリットがあり、これだけでも、「探究的学び方をしていてよかった!」と思えるメリットだらけです!
これは、誰かから与えられた学びだけでは(自分で考えない)なかなか得られないと思います!^^
大人も探究、大人もリベラルアーツ
(誰)(フリー素材)
「探究的学び」は子供だけじゃないですよ!
そもそも探究というのは大人も子供もフラットです。
その趣味の仲間、に近い感覚ですかね?
偏ってジャンルでも良いので、少しでも好きで夢中になる、
それを一緒に楽しむ、という感覚で良いと思っています!^^
それが、現代を生きながら、当事者意識をもって学べるので、
例えば!
仕事が好き、ビジネスが好きな人は
「ビジネス”で”いろんな教科を学ぶ」ことができる、最強だと思います!
文系と理系を分ける弊害
日本では文系と理系がきっぱり分かれていたりします。
となると、環境とか化学とかのルールはどうやって作るのか?
理系の人は「ルールは文系の仕事」
文系の人は「専門分野は理系の仕事」
文理や、教科を分断してしまうとこういった弊害もあり、
本当のジェネラリストは出てきづらいと感じています。
そしてヨーロッパは、こういう文理両方できるスペシャリストが日本より多く、
ヨーロッパがルール固めが得意なのはそこだと思います。
だからこそ「リベラルアーツ」が重要で、教科を越境する学びが必要だと思っています!
実際、社会に出ると、答えなんてなくて、これからさらに答えなんてわからなくなる。
そんな時に専門外と思考停止してしまうと、ただただ時代にやられてしまう。
結局すべての専門家にはなれないため、得意なことを実施し、苦手なことは助けてもらう形で、
チームで戦っていくのは変わらないのですが、
そもそもの
「何が得意で何が苦手か」「苦手なものを任せるだけの知識がない」となると、
それもまたチームとして動けないと思っています。
高校では「探究」が「総合」の時間として高校の中で授業になり始めますが、
本当に探究的に教科を超えて学ぶことをもっと日常化したほうが良いと思っています。
なんで「探究」 に思い入れがあるのか
正直T-KIDSを梅田で始めた時、運命だと思いました!
なぜかというと、T-KIDS梅田オープンの際、
それまで美大を出ずに、オーストラリアで画家旅をしてから、独学でアーティストをしている(絵を買いて売っている)織田が
学んでいる方法や、「アート」を通してやっていることが
「探究」という名前がついていることを知り、
それを広げようとしている人たちがいる、と知ったからです。
T-KIDSは「未来の学び」なので、「探究」だけではないのですが、
織田が探究に思い入れがあるのはこれが理由です。
織田は、探究が未来であると信じ切っているからです。
ただ、織田のこの偏った思想は、盲目な一面でもあるのかも、
と最近T-KIDSの基礎分析をする中で感じており、
そこを他メンバーと補い合いながら、未来の学びを広く届けることを今後もT-KIDSとして、していきます!^^
引き続きT-KIDS梅田、そして全国のT-KIDSを、よろしくお願いいたします!^^
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